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グローバルレベルのプロダクトで世界と勝負せよ

グローバルレベルのプロダクトで世界と勝負せよ

―ベンチャー志向の若者にメッセージをお願いします。

グローバルレベルのコネクションをもって、がんばってスタートアップを立ち上げてほしいですね。日本の企業は、日本中心のマーケットで製品やサービスをつくってしまう。そうではなく、グローバルレベルのプロダクトをつくったほうがいい。日本の企業は技術で海外に負けていません。必要なのは、海外レベルでのコネクション。ぜひグローバルのVCと手を組んで、自分たちのテクノロジーで世界と戦えるようにしてほしいと思います。

考えてみれば、mixiだってFacebookのずいぶん前にできた会社なんですよ。それがいまでは、Facebookに大きな差をつけられてしまった。これから出てくる日本のベンチャーには、ぜひFacebookのようになってほしい。テクノロジーの豊かな日本の若者なら、それが十分に可能だと思いますよ。

シリコンバレーのVCからみたアジアと日本

―シリコンバレーのVCからみた日本は投資の対象としていかがですか。

正直、判断が難しいといわざるをえませんね。多くのVCがアジアでみるのは2つの国だけです。ひとつは中国であり、もうひとつはシンガポール。中国の市場の大きさはやはり魅力ですし、シンガポールは東南アジアの中心であり、国策として投資家へのインセンティブがあります。その点、現在の日本企業を見ると新しい企業がなかなか生まれてこないうえに、大企業にも元気がないと映ってしまいます。

ただ私は、日本で奨学金を受けて東京工業大学などで勉強をしましたし、日本を応援したい気持ちがあります。だからこそアジア進出の際には日本を中心に考えたのです。

プロフィール

アニス・ウッザマン(Anis Uzzaman)プロフィール
日本の文部科学省から奨学金を受け、東京工業大学を卒業後、米国の大学にて修士号、首都大学東京にて博士号を取得。IBMなどでのマネジメントを経て、Fenox Venture CapitalのCEOに就任。世界のインターネット、モバイル、ソーシャル、クラウドおよび最新技術分野の優れた企業への投資を行う一方で、日本の起業家を支援している。

企業情報

設立 2011年5月
従業員数 52名
事業内容 北米およびアジアのスタートアップへの投資・支援
URL http://fenoxvc.com/