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HUGS

イラクのバグダッドで生まれ、以前はプロサッカー選手を目指していたという異色の経歴を持つ黒川氏。同氏は30歳にしてビジネスのフィールドを世界に広げ、現在はカンボジアの地で様々な事業を展開している。中でも「絆(きずな)ストリート」というジャパンストリートをプノンペンで企画し、内外から高い注目を集めている。その黒川氏にカンボジアビジネスについて聞いてみた。(取材内容は2014年3月時点のもの)


【カンボジアで事業を多角展開】

―まず御社の事業内容を教えてください。

 事業内容は多岐にわたっています。日本企業のカンボジア進出支援事業に始まって、農業、教育事業、IT事業、不動産事業、電力事業、翻訳事業、畜産業などです。

―日本企業のカンボジア進出支援事業では、どんな支援をしているのですか?

 法人設立から人材採用の支援、そしてレンタルオフィスへの入居までワンストップで提供しています。特に最近は飲食店などの出店支援が多くなってきましたね。現在のところ、10店舗ほどの出店サポート実績があります。

 実はHUGSのプロジェクトとして「絆(きずな)ストリート」というジャパンストリートをプノンペンで企画しています。日本の飲食店を中心に、すでに9店舗まで確定していて、毎月のように新規オープンしています。事業性と社会性をキーワードに今後もカンボジアで積極的に事業展開していきます。

―黒川さん自身もカンボジアに移住したそうですね。

 2011年に家族で移住して3年経ちますね。私は父親の仕事の関係でイラクのバグダッドで生まれました。だから海外生活は慣れています。カンボジアは非常に親日国なので生活しやすいですよ。