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「ネットワーク・ICT 機器で困ったら日本PCサービス」というポジションを目指されていますが、実現に向けた成長戦略をお話ください。

―「ネットワーク・ICT 機器で困ったら日本PCサービス」というポジションを目指されていますが、実現に向けた成長戦略をお話ください。

 まずは対象機器をしっかり拡大し、ご家庭のネットワークにつながる機器には全て対応できるようにします。医療・介護の分野でも今後、スマートベッドや見守りサービスなど、ホームネットワークの活用と重要度が高まっていきます。家庭でのロボット活用も日常になる発展の中で、ネットワークは電気・ガス・水道に続く第4のインフラになりえます。だからこそ、どんな機器でも対応できる体制を築きたいと思います。

 同時に、市場を作っていくことも必要です。弊社のビジネスモデルは競合がありません。その裏返しで、ネットワーク機器のトラブルを専門業者に委託するという文化や市場はまだ広がっていません。ご家庭や地域経済の中で活用されるネットワークのトラブルを全てお任せいただけるよう体制を整えながら、テレビCM、WEBサイト、SNSなど、あらゆる媒体を使った広告、広報を展開し、認知の拡大、ブランディングに取り組んでいく計画です。

―2015年9月、御社は海外展開の第一弾として、シンガポールでのサービス提供を開始されました。いきさつを教えてください。

 弊社は次の成長戦略としてアジア市場への挑戦を試行錯誤していて、約2年前からシンガポールも継続的に調査してきました。シンガポールでは現地在住の日本人がPC修理のために帰国したり、現地の修理サービスを依頼しても対応が遅いなどの不満を抱えているケースが多く散見されました。物価は日本よりも高いくらいなので、シンガポールであれば日本国内と同じようなサービスが展開できると考えていたのです。

 ところが、シンガポールで事業を開始するには幾つかの不安を抱えていました。PC修理の出張サービスに不可欠な自動車が非常に高価であるなど、コスト面も懸念点でしたが、何よりも、「顧客第一主義」の理念を現地スタッフと共有することは、いくら研修を施しても困難であると感じていました。そのような課題をいかに解決するかを考えている時に、現地で20年間、PC販売やシステム開発を展開しているVSYSTEMの山田社長を紹介され、M&Aという形で一緒に事業を運営することに至りました。