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シンガポールを起点に人材を育成し アジア№1企業を目指す

口を出す投資家ではなく、経営者の成長を見守る投資家でありたい

―2社が連携することでどのような展開が見込まれますか。

 弊社としてはゼロからシンガポールで現地法人を立ち上げるよりも、現地で20年の歴史・経験・ネットワークを持つVSYSTEM社と提携する方が早く事業を展開できます。また、V SYSTEMに弊社のノウハウと資本力を加えていくことで、現地在住の日本人向けに質の高いサービスを提供し、一気にサービスを拡大させることが可能です。また、以前のV SYSTEM単独では難しかった大手メーカーとの提携も可能になり、たとえば、あるメーカーの公式サポートを請け負うなどの話も進んでいます。今後は、現地人向けサービスや店舗展開も含め、積極的に事業展開することを計画しています。

―日本国内でのサービス品質や教育ノウハウは、海外でも活かせるでしょうか。

 そうですね。私が海外展開でこだわったのは同じ価値観を共有できる現地の日本人社長と手を組むこと。弊社のノウハウ・理念・接客の考え方を、日本人の現地代表に伝えていくことにまずは専念したいと思います。弊社の社員も現地に常駐し、日本人向けに質の高いサービスを提供し続ける日常で、それらのノウハウなどを定着させていきます。

 その後、社長から現地スタッフに落とし込んでもらう予定です。V SYSTEMの山田社長はシンガポールで長年にわたり事業を展開しているため、現地スタッフに対する伝え方を熟知しています。海外でのマネジメント経験を持たない弊社が手探りで展開するよりも、より確実に現地スタッフを育成してもらい、現地の個人宅や企業のニーズにも対応していければと思っています。計画が順調に進めば、シンガポールを拠点としたアジア全体のスタッフ研修が可能にもなり、今後のアジア展開を加速させることができます。

―最後に、今後のアジア戦略を教えてください。

 シンガポールでの事業を足掛かりにして、2040年までにアジア全体でシェアNo.1を達成することを目指しています。その目標に向けた次の展開はタイへの進出。すでに現地にある日系企業との提携を準備中です。しばらくは、シンガポールとタイの2ヶ国で様子を見ていきますが、ゆくゆくは、ベトナム進出も視野に入れています。ベトナムは日本への留学生が多いため、彼らを日本で雇用・教育し、帰国の時期を迎えたら現地で中心的な役割を担ってもらうというスタイルでの展開を模索中です。東アジア諸国への展開も含め、各国で弊社の経営理念を徹底できるベストな体制を模索しながら、アジア全域への事業拡大を進めていきます。

プロフィール

1976年、兵庫県生まれ。桃山学院大学を卒業後、ITパッケージソフトの販売会社に就職。トップセールスを約2年間続けた功績が認められ、若くして大阪営業所の所長になるなど営業の一線で活躍。2001年、有限会社マネージメントクリエイティブを設立し、2003年に株式会社へと組織変更。2008年、日本PCサービス株式会社に改称。即日対応のパソコン総合サービスを全国展開し急成長を遂げた。現在は全国に240拠点を置き、大手企業との業務提携を推進。2014年にセントレックスに上場を果たすと、2015年はアジア展開を開始するなど、事業拡大に拍車をかけている。

企業情報

設立 2001年9月
資本金 1億8,880万円
従業員数 272名( 2015年8月末現在)
事業内容 ホームネットワーク関連のサポートサービス
HEMS・太陽光パネル・燃料電池等のサポートサービス
URL http://www.j-pcs.jp/