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株式会社LeaGLO

コーチング・グローバル・志の3 つのキーワードをベースに運営する「就活予備校」と、経済成長著しいシンガポールを舞台に展開する「短期海外インターンシップ」が好調の株式会社LeaGLO。彼らが教育・指導に携わった学生たちは、上場企業や中小優良企業といった難関企業から多数の内定実績を獲得しており、その評判は上々だ。近年、その実績に着目した企業側からも、採用支援や社員研修の依頼が同社に急増しているという。「新しい価値・新しい常識を創ること」をテーマに掲げる代表取締役社長の上田浩史氏に、成功の秘訣・事業に懸ける想い・起業の経緯などを聞いてみた。


―御社の事業内容をお話し下さい。

 弊社は現在、就活生を対象に「就活予備校」と「海外インターンシップ」の2つのサービスを提供しています。また、企業様向けには、人事(採用・研修)コンサルティングを実施しています。

 弊社が運営する就活予備校は、独自の神経言語プログラミングに基づくコーチングスキルを活用した就活コーチングで、『グローバル就活予備校GBA(GlobalBranding Ambition)』と名付けています。一般的な就活サポートは、いわゆる「優良企業」の内定を獲得することをゴールとしますが、『GBA』では「志教育」を重視します。自分自身の人生の目的を発見することからスタートし、それを実現するための進路選びをマンツーマン形式でアドバイスしていきます。また、グローバルな視座を重視していることも特徴です。日本企業も国内だけで成長することが困難な時代です。そのため、学生もよりグローバルな視点、特にアジアの視点で物事を捉えることは不可欠だと考えています。

 GBAが提供する最大の効果は、学生が自身の可能性に気づき、目標設定が変わっていくことです。「自分を過小評価していた学生が、本来の可能性に気づく」「周囲に流されて何となく大手企業を目指していた学生が、志を見つけてベンチャー企業に目標を設定し直す」など、自分の目指すべき姿にたどり着くのです。その状態で会社を探すとマッチングが円滑に進み、内定の確率も高まります。これまで関西を中心に約500名の学生に対して1万回のコーチングを行ってきましたが、結果として、成長ベンチャーや一部上場企業など難関企業で多数の内定実績を築くことが出来ました。就活支援では西日本No.1の実績を持つと自負しています。

―なぜ意識や目標設定を変えることを可能なのでしょうか。

 私たちは、どれだけ準備をして学生との面談に向き合うかを非常に大切にしています。そのため、1人1人の目線におりたコーチングを行うことができるのです。上から「こうすべし」と押し付けるようなことはしません。1人1人どんな人生を歩んできたのかをじっくり聞きながら、彼・彼女の人生に寄り添う形でアドバイスしていきます。従って、仮に親や友人に無理やり参画させられた学生でも、確実に意識は変わりますね。スポーツではコーチの存在が重要だと言われますが、就活でも同様です。『GBA』では「学歴が低い」「こんな経験しかない」と言って可能性を閉ざしている学生に対し、しっかり目標を設定して、その目標に到達するための戦略・戦術、マインドセットの構築などを含め、二人三脚でゴールを目指します。非常にエネルギーを費やす仕事ですが、就活という人生のターニングポイントに寄り添えることが私にとっては大きなやりがいですね。