アジアの注目企業とは?
私たちの想い
21世紀、アジアはまさに“たぎった地域”となる
21世紀はアジアの時代だ。世界1位の人口を持つ巨龍・中国、世界2位の人口を持つインド、そして成長著しい東南アジア新興国を抱える。21世紀、アジアはまさに“たぎった地域”となる。PwCの調査では、2050年GDP(購買力平価換算)1位が中国、2位がインド、3位がアメリカ、4位はインドネシアという結果が出た。日本はというと8位となり、現在の3位から大きく下がる。
いまこの“たぎった”アジアの中で注目する成長企業が続々と生まれている。この巨大市場に目を付け、世界中から人材と資金が流れ込んでいる。多くの起業家たちが明日を夢見て企業を立ち上げ、躍動するアジア経済の中で、その存在感を増している。
たとえば、シンガポール。故リー・クアンユー氏のリーダーシップのもと金融と貿易のハブとして発展してきた同国は、いま国を挙げてベンチャーの育成に取り組んでいる。東南アジア各国でも、その成長性に目を付けた中国や欧米などの資本が現地の成長企業に出資し、その資金をもとに欧米留学帰りの現地の優秀な若者たちが果敢に新規ビジネスに挑んでいる。中国ではジャック・マー氏など、その存在感を世界に示し、先日にソフトバンクの孫正義氏は「10年間で100億㌦(約1兆円超)をインドに投資する」と発表した。
そんな中、この世界が注目する“たぎった”アジア地域において、日本も存在感を出していかなければならない。21世紀はアジアの時代だ。幸運にも日本はアジアに位置している。この地理的優位性を活かすべきだ。また様々な歴史的背景はあるが、基本的に東南アジア新興国、そしてインドは親日国である。
この「アジアの注目企業」では、主にアジア地域で活躍する日本企業を中心に紹介する。アジア地域において活躍する日本企業にスポットライトを当て、グローバルに展開する日本企業の一助になれれば幸いだ。
アジアの注目企業 編集部一同