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KLab Cyscorpions

【フィリピンの人件費について】

―優秀な人材に対する投資がすごいですね。フィリピンの人件費はどうですか?最近は上昇していますか?

弊社の場合でいうと、平均月給で2万ペソくらいですね。他の外資系と比べてもそれほど高くないと思います。また、そんなに上昇もしていないと思います。フィリピンでの人件費は安定していると思います。

―ちなみに他の日系企業の求人意欲はどうですか?

他の日本企業については詳しくは分かりませんが、これだけフィリピン経済が好調なので、求人も増えていると思いますよ。

【フィリピンで人財輩出企業を目指す】

―今後の御社のビジョンを教えてください。

将来は、日本のリクルートのような会社になりたい。リクルートを卒業した人は優秀な人が多いじゃないですか。そしてリクルートに居た事を誇りに思っている。そんな人財輩出企業に、弊社もなりたいんです。

ここフィリピンで人財輩出企業として、優秀なフィリピン人の方たちが集まるような会社にしたい。そのためにも弊社は即戦力の方ばかりを採用するのではなく、長期的視点に立ってしっかりと人材を育成する会社でありたいと思います。会社と社員が相思相愛の関係で、強い信頼関係で結ばれているような会社を目指しています。

また、日本のITベンチャーが今まで海外に進出して成功した事例は少ないと思います。そこの常識も変えたいですね。そのためにも、今まで誰もやらなかったことにも積極的にチャレンジしていきます。いつの日か日本のITベンチャーの海外進出のロールモデルとなれるように、これからも頑張っていきたいと思います。

―最後にこれからフィリピンに進出を考えている日本企業の方にメッセージをお願いします。

最後は何があってもめげない強い意志だと思います。フィリピンでビジネスをしていると、本当にいろんなことが起こります。それでもめげずに続けることです。フィリピンの方たちと手を取り合って、一丸となれば必ずうまくいくと思います。

また私からお勧めの本が2冊あります。1つは「フィリピン進出完全ガイド」坂本直弥著、もう1つは「フィリピンの投資・M&A・会社法・会計税務・労務」久野康成公認会計士事務所、株式会社東京コンサルティングファーム、KS Internationalの共著です。この2冊を読めばだいたいフィリピンビジネスのことが理解できると思います。頑張ってください。

プロフィール

野口 太郎(のぐち たろう)
1976年生まれ。父親の仕事の関係でイギリスにて育つ。青山学院大学に在学中の98年に学生アルバイトとして設立当初の株式会社サイバードに参加。その後学生のまま社員になり、国際ビジネス部技術担当として韓国でのジョイントベンチャーへの事業支援や、香港、フランス、スペインの通信キャリアに対し携帯インターネット市場のコンサルティングを行い、世界中を飛び回る。2003年にヤフー株式会社へ入社。2004年には海外でのビジネスチャンスを求めてオーストラリアに移住し、翌2005年にフィリピンにて開発会社設立に参加。2007年にマニラでCYSCORPIONS INC.を設立し、2011年にKlab株式会社と業務資本提携を結び、フィリピンだけでなくKlab株式会社の経営にも参画。フィリピン拠点で開発したオンラインゲームは「真・三国志バスター」「Lord of the Dragons」など。

企業情報

資本金 2007年
事業内容 フィリピンでスマホ向けのソーシャルゲームやアプリ開発
URL http://www.cyscorpions.com/