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企業紹介

世界で認められる日本のおいしさとおもてなしを確立する 株式会社モスフードサービス 執行役員 国際本部長 瀧深 淳
株式会社モスフードサービス

世界で認められる日本のおいしさとおもてなしを確立する

株式会社モスフードサービス

執行役員 国際本部長 瀧深 淳

―アジアでの御社の事業内容について教えてください。

当社は1991年の台湾出店を皮切りに、アジア・オセアニアの9つの地域に394店舗(2020年3月末)のモスバーガーを展開しています。「モスバーガーの理念」を変えることなく、現地に根付いた企業・店舗を目標にモスバーガーのスタンダード商品に加え、現地開発商品も積極的に販売しております。

―アジア展開を決めた理由や、これまでの経緯について教えてください。

モスフードサービスの創業者である櫻田慧がロサンゼルス郊外で「トミーズ」というハンバーガーショップに出会い米国に強い思い入れがありましたが、台湾進出の1991年当時、当社のハンバーガーをより理解してくれる国は食文化の近いアジア諸国だとの認識を持ち、まずは「アジアのモス」を目指し、次に欧州や米国等に目を向け「世界のモス」を目指したいと考えました。

―これまでのアジア市場での実績について教えてください。

2020年3月末時点で台湾に279店舗、シンガポールに41店舗、香港に29店舗を出店。他国はまだ各国とも20店舗未満ですが店舗数拡大を目指します。本年度、台湾ではThe Best Service in Taiwanの「西洋飲食部門・金賞」を受賞(7度目の受賞)。香港ではUmagazine「ファーストフード店・最優秀店舗」を受賞致しました。台湾ではプラスチックストローをポリ乳酸材に切り替え、健康食材のキヌアや肉代替製品のビヨンドパティをメニューに取り入れるなど、環境と健康にやさしい経営を推進しています。

―今後アジア進出を考えている経営者へのアドバイスをお願いします。

現地の文化・現地で共に働いてくれる仲間・現地のお客様に対するリスペクトが基本にあり、その上で駐在員の役割と権限を明確にして現地判断ができるようにすることが現地運営にとって最も重要だと考えています。パートナー企業を選定する場合にはお互いが補完関係にあり、かつ長期ビジョンを共有できることを重要視しています。

―最後にアジア市場での今後の展開や、ビジョンを聞かせてください。

直近ではアジア・オセアニア各国への参入フェーズを終了し、新規パートナーを得てより積極的な拡大フェーズに移行します。同時にアメリカ・ヨーロッパへの参入検討を開始し、中長期的には既存国、新規国ともにモスバーガーの店舗運営に限らず様々なビジネスを模索しながらグローバル飲食企業として大きく飛躍します。

プロフィール

瀧深 淳

経歴

1962年
東京生まれ
1986年
モスフードサービス入社
2010年
執行役員 東日本営業部長
2012年
執行役員 安心食品服務股份有限公司 副社長
2018年
執行役員 国際本部長

会社概要

経営理念 "日本発のグローバル飲食企業となる"
目標 国際フランチャイズビジネスモデルの創出
事業内容 ・フランチャイズチェーンによるハンバーガー専門店「モスバーガー」の全国展開
・フードコート向けパスタ専門店「ミアクッチーナ」の展開
・紅茶とアメリカンワッフルを提供する紅茶専門店「マザーリーフ」の展開
・グルメバーガーやお酒が 楽しめるハンバーガーレストラン「モスプレミアム」の展開
進出国
台湾
シンガポール
香港
タイ
インドネシア
韓国
中国
フィリピン
オーストラリア

所在地(日本) 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower4階
資本金 114億1,284万円
従業員数 2019年3月時点 1,384人
財務情報 2017 年 3 月期実績 709 億 2,900 万円
2018 年 3 月期実績 713 億 8,700 万円
2019 年 3 月期実績 662 億 6,400 万円
営業利益
2017 年 3 月期実績 46 億 6,300 万円
2018 年 3 月期実績 37 億 3,400 万円
2019 年 3 月期実績 5 億 1,700 万円
サイトURL https://www.mos.jp/
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