企業紹介
世の中にポジティブな変化を。
株式会社ウィルグループ
代表取締役会長 兼 CEO 池田 良介
ーアジアでの御社の事業内容について教えてください。
ウィルグループの海外事業展開においては主に2種類の人材サービスを手掛けています。
1つは海外における主要事業で、ASEAN及びオセアニア地域を中心にオーストラリア、中東、ヨーロッパ、米国などで人材紹介・人材派遣を行っています。顧客業界は政府系、金融、IT,医療、商社、メーカー、サービス業など多岐にわたり、エグゼクティブサーチから、ジュニアレベルのマッチングまで幅広くサービスを展開しています。
もう一つは数年前に立ち上げた新規事業で、日本の深刻な労働力不足に対するソリューションとして、ミャンマーやベトナム、インドネシアといった国々で語学学校を構え、現地の意欲ある若者に日本語や職業訓練を行い、日本の介護業界や製造業界、ホテル業界の顧客企業とマッチングする人材育成・送り出し事業です。
2つの事業で日本国内や日系企業だけではなく、世界中の様々な企業、そして働く人々に対して人と企業を結びつける人材サービスを提供しています。
ーアジア展開を決めた理由や、これまでの経緯について教えてください。
海外進出した2011年当時、国内での業績は好調ではあったものの、今後10年、20年先を見据えたとき、日本の労働市場の縮小は火を見るよりも明らかであり、持続的な成長を継続するためにも今のうちから海外市場に打ってでる必要があるという経営判断でした。
ーこれまでのアジア市場での実績について教えてください。
海外を統括する中間持株会社としてシンガポールにWILL GROUP Asia Pacific Pte. Ltd.を設立し、M&Aの専門部門、M&A後のPMI管理部門を設置しました。積極的なM&A戦略により事業規模を拡大し、グループ会社も30社を超えました。当時、4名しかいなかった海外の従業員数は現在500名以上に拡大しており、それに伴い事業規模、売上規模、利益規模も飛躍的に増加しました。
ー今後アジア進出を考えている経営者へのアドバイスをお願いします
設備や特許を持たない人材ビジネスなので尚更そう感じたかのかもしれませんが、社内で信頼できる優秀な『海外人材』を早い段階で採用し、育てていくことだと思います。
これから初めて海外展開する中小企業の場合、社内に語学力や海外経験に長けた人材が多数いることは稀だと思います。しかし日本企業として海外で成功しようと思うと、現地の言葉で現地の人々と通じ合いながら現地で経営判断を行い、なおかつ日本本社との強いパイプになれるような人材が必要不可欠です。
しかしそういった人材を現地でいきなり中途採用しようとしても、上手くいかないケースがほとんどです。 早い段階での採用・育成をおすすめします。
最後にアジア市場での今後の展開や、ビジョンを聞かせてください。
今後、引き続き海外における事業規模や売上・規模の拡大を目指します。
また規模の拡大だけでなく、人材紹介・人材派遣以外の新たなサービスの開発や、まだ進出していない地域への進出等、新たな領域への挑戦を継続したいと考えております。
プロフィール
池田 良介
経歴
- 1968
- 兵庫県生まれ
- 2000
- 株式会社セントメディア(現株式会社ウィルオブ・ワーク)代表取締役就任
- 2006
- 株式会社ウィルホールディングス(現㈱ウィルグループ)代表取締役社長就任
- 2014
- 東証一部に上場
- 2016
- 代表取締役会長 兼 CEO就任
会社概要
経営理念 | 人材サービスグループ"WILL"としてのプレゼンス向上とブランド認知 |
---|---|
目標 | 人材紹介、派遣ビジネスにおける専門性強化とサービス拡充 |
事業内容 | 人材派遣・紹介予定派遣事業 業務委託・請負運営事業 人材紹介事業 コンサルティング事業 東南アジアの人々への日本語教育及び日本への送り出し |
進出国(進出予定国) |
シンガポール
マレーシア
ベトナム
ミャンマー
中国
香港
米国、UK、オーストラリア等 |
所在地(日本) | 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー27階 |
資本金 | 20億17百万円(2019年3月末現在) |
従業員数 | 4346人(2019年9月現在) |
財務情報 | 2019年3月 (物件の取り扱い高)55億円 |
営業利益 | 2017年3月期実績 605 億 2018年3月期実績 791 億 2019年3月期実績 1,036億 |
サイトURL | https://willgroup.co.jp/ |
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